湘南に移住しました

~好きな土地で好きな仕事をするために~

【書評/ニッポン2021ー2050 落合陽一、猪瀬直樹】今年キーワードはポリテック!

f:id:chibita22002:20190103103047p:image

こんにちは。

 

湘南で自由な生活をしたいリョーです。

 

年始の番組「朝まで生テレビ!元旦スペシャル2019」を観てました。

 

普段、テレビを観ない自分としては

日本ってこんなに問題山積みなのか!?

っとびっくり。

 

1番の問題は「問題に対して既得権益とか立場とかが絡んで中立的な議論が出来ていないんだな。」

でも、国の根幹に関わることをしたいと思ったら民間だけでもダメだからどうにかしなきゃなと。。

 

そこで、番組内ですごく落ち着いて発言されていたお二人はどう思われているのか?

ということでの著書を読みたいと思って早速読了しました。

ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法

ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法

 

 

この本では、ポリテックというキーワードに基づいて日本の解決できていない社会課題をどうするか?が落合陽一さん、猪瀬直樹さん両方の考えで書かれています。

少子高齢化、介護問題、地域格差、それらをオリンピックでどう表現し、その後の発展に生かすか。

 

問題自体が身近なこともありますが、

なんといっても分かりやすいし、表現もセンセーショナルで面白い!

 

政治ってどうしても難しく考えがちになってしまいますが、抵抗なく読める本なので普段政治に触れる機会の少ない若い人とかに読んでほしいなと思います。

 

  

ニッポン2021ー2050でいう【ポリテック】とは?

「ポリテック(POLITECH)」とはポリティクス(politics)とテクノロジー(technology)を合わせた造語のことです。

自民党小泉進次郎さんと落合陽一さんが食事をしていたところ、小泉さんが政治の世界ではテクノロジーの観点が大事だというお話から考え出したそうです。

 

落合さんの言葉としては

政治の課題をテクノロジーで解決する。テクノロジーの課題を政治的に解決する。そして政治とテクノロジーがそれぞれ変わっていく。これが「ポリテック」の意味です。

ということ。

 

具体的にいうと、

介護するときに介護職の人がいなかったらロボットに助けてもらいましょう!みたいなことです。

 

以前、10年後の仕事図鑑を紹介したときに「AIやロボットに仕事を奪われる!」のような危機感があると書きました。

 

でも介護士さんとか、保育士さんとか人手が足りないところはそもそも足りていないのだからロボットに助けてもらった方が良いですよね!

 

要は奪い合いではなく共生ということなんじゃないかと思うわけです。

 

どこで共生して、どこで奪い合いにならないかを政治でコントロールできればうまく社会として回っていく気がするってことかなと勝手に理解しました。

 

ニッポン2021ー2050の著者、落合陽一さんと猪瀬直樹さんてどんな人?

今回ポリテック(政治とテクノロジー)がテーマですが、そのテーマで論じられる最高のお二人なんです。

 

落合陽一さん

テクノロジー分野で研究者、大学教授、経営やアーティストまでやられている、簡単にいうととても頭の良いスーパーマン的な方ww

※詳しくはこちらをご覧ください。 

www.shonan-ijyu.com

 

 

猪瀬直樹さん

猪瀬 直樹は、日本の作家、元政治家。長野県出身。血液型AB型。『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。道路公団民営化推進委委員、地方分権改革推進委員会委員、日本文明研究所所長、大阪市特別顧問、大阪府特別顧問。

wikipediaより

大学卒業後、教授の下で日本政治思想を研究され、その分野で作家に転身され、ノンフィクション作家としてご活躍されました。その後、小泉内閣のときにブレーンとして政治に参加され、その後東京都知事もやられています。

 

つまり、官民でいうところの「民の立場でありながら官もやられて精通されているプロフェッショナル」ということになりますね。

 

この業界内でトップオブトップのお二人が書かれているのだから面白い本でないわけがはないですね。

 

まとめ/ニッポン2021ー2050で学んだこと

この本を読んで特に思ったことは二つです。

 

  1. 政治ってそんなに難しいことじゃない!
  2. 自分が意識して、小さいことから実装していければ社会は変わる!

 

政治ってそんなに難しいことじゃない!

「いまの東京育ちエリートの最大の弱点は肌感覚で地方を知らないことにある」

今の問題の根幹ってこんなことなの!?って感じですよね。

統計とか政策とかリーダーシップとか、難しく論じがちですが、問題の根源は「知らないこと」

 

そしたらあんちゃさんとが札幌を発信されていますが、

東京から札幌にUターン移住します。拠点を北海道に移す理由 | まじまじぱーてぃー

これを政治家さんや官僚の方々に読んで貰えば話が進むかもじゃないですか?

発信て大事なんだな。

 

日本の近代、特に20世紀後半を象徴している「原風景」はなにか、と考えると『ドラえもん』に行き着きます。

政治の話にドラえもん!?!?オリンピック以降の政治でこれまで既存の慣習からの脱出をドラえもんで例えるとは素晴らしい。

でも分かりやすいですよね!?

 

ドラえもんの風景はメディアによって作られて今も洗脳されていますよーって言えばすぐに新しい見え方が出来てきます。

 

自分が意識して、小さいことから実装していければ社会は変わる!

「発見」が仕事を作るということを忘れなければ、どこからでも新しい動きを起こせると思います。

猪瀬さんが道路公団を民営化したという話題の際に触れた言葉です。

仕事もそうですが、なにかを成し遂げるってきっかけは発見で、発見された問題を解決するために考えて行動するってことなんだなと。

社会を意識していれば「発見」ができるようになるんだなと感じました。

 

自分とは何かを突き詰めることではなく、とりあえず、いま自分が出来ることを可能な限り挑戦してみて、出来ることを積み上げていくという姿勢です。

落合さんがポリテックを遂行できる人を論じているときの言葉です。

正直、ITの発展が早すぎてついていけないですよね。5年後どうなっているか、1年後すらもどうなっているかわからない。

 

こんな時代に自分が出来ることってなんだろう?

 

小さなことでも自分はこうした方が良いってことを信念もってやっていくこと。

これしかないですね。

 

あと発信しつづけよう、っと。

 

 

P.S 『ニッポン2021ー2050』はこんな曲聴きながら読みたい

youtu.be

最近よく聞くおもてなし

でもどうなの?現実後回し shit