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【書評/感想 世界最先端の戦略が分かるamazonー成毛眞】地球上で最もお客様を大切にする会社。

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こんにちは。

 

湘南で自由な暮らしをしたいリョーです。

 

アマゾンプライムって本当に便利ですよね。

自分も何だかんだ3年ぐらいプライム会員に入りっぱなしです。

だって便利だし新しいサービスがどんどん出来るし…。

 

そんな時にビジネス書のランキング1位に

「世界最先端の戦略が分かるamazon」が出てきたので早速ポチりました。

amazonamazonの本が一位って若干怪しい??ww

amazon 世界最先端の戦略がわかる

amazon 世界最先端の戦略がわかる

 

 

読んで思った感想は

amazonさん、本気でお客さんの事考えすぎてて凄いですね!」です。

 

アマゾン社長のジェフベゾスは

地球上で最もお客様を大切にする企業であること

を掲げていましたが、いつまで経ってもここがぶれてない所が最強である所以かなと思います。

 

 

アマゾンはお客様のためにここまでやる!

本の中でアマゾンのすごさをまざまざと見せつけられる訳ですが、本気度と規模が恐ろしいんです。

品揃えを充実させる為に出店企業には何でもしちゃうしお金も貸しちゃう

アマゾンは当然、お客様に買い物を楽しんでもらう為に世界一の品揃えを目指しています。

 

その中で楽天のように、アマゾン以外の企業や商店がアマゾンに出店する機能「アマゾンマーケットプレイスがあります。

 

このマーケットプレイス、出店して、商品をアマゾンの倉庫に送っておくとなんでもやってくれます!

  • 売れた物の配送はいつでもやってくれる
  • 配送網を勝手に開拓してくれるのでめちゃめちゃ早く届けてくれる
  • どうやら近年ドローンで数時間いないに配送してくれるらしい
  • アマゾンダッシュボタンとやらで定期購入をさせてくれるらしい
  • 楽天Yahoo!に出品して売れた物も配送してくれる
  • お金を出せばアマゾンの顧客に広告を出して集客してくれる

 

などなど、企業が出店しやすい環境を整えてどんどん品揃えを強化しています。

それ以外に、

「出店者が売れすぎて在庫切らしちゃった時等、お金に困ったらすぐに貸してくれる制度がある」とか最強すぎる!

 

これはもう他のモールに出店する意味ないじゃないか、、、

 

お客さんが欲しいと思う優良商品を扱う企業があれば是が非でも買う

アマゾンはいくつかM&Aをしてきてますが、その執念が恐ろしい。

 

とあるお客さんに大人気のオムツを売る会社をアマゾンさんが欲しいと思ったそうです。

ところがオムツの会社は断ったそう。

 

しかしアマゾンさんはそこで諦めなかった…

類似の商品を同じ手法でしかも低価格で販売し出したのです!

そうするとなにが起こるかというと

同じような商品で低価格なので買いたいオムツの会社の市場シェアと売上が落ちるんです。

 

そして

弱った所で再度M&Aを仕掛けてあっさり買収しましたとさ…

 

アマゾンさんは自分のプラットフォームで売った方が顧客にとって便利だと思った商品は絶対になんとしても手に入れる。

資本力もさることながら執念が恐ろしいですね。

 

 

株主を納得させる為に経営学の基本まで変えちゃった!

これは結構びっくりしたんですが、アマゾンは上場してから10年以上株主に配当金を出したことがないらしいです!

 

しかも、事業で得た利益はほとんど設備投資に回して、本業(物販)の利益はほとんど残らないんですww

 

配送やら、ドローンやら、貸金やら、M&Aやらやっていたら流石に回らないですよね。

 

でも、アマゾン以外の会社がこんなことしてたら株主に見放されて資金が回らなくなっちゃいますよね?

そこでジェフベゾスは新しい経営概念を作り出してしまったんです。

 

キャッシュフロー経営という新しい概念を作ってしまった

キャッシュフロー経営とは

キャッシュ・フロー経営とは、損益計算書上の利益を追求するだけでなく、その企業活動において、「どれだけのキャッシュ(現金資金)を稼ぎ出せるか」ということを重視する経営である。

(引用:Wikipedia

こんな感じのこと。

 

簡単にいうと今まで「資産と負債」でやってたのを「現金の流れ」に重きを置きましょうというもの。

 

そしてこれを提唱したのがアマゾンなんですね。

 

なんでかというと、売り上げはちゃんとあるから設備投資をいっぱいしたいし、設備投資の結果ってすぐに出ないから、今までの損益計算だと悪く見える。

損益計算書だと設備投資は負債になってしまって見え方が悪い。

 

だから、ちゃんと現金で回ってるから株主の皆さん株券買ってくださいねー!ってことです。

 

このキャシュフローの概念でお金を集める為に本業以外のサービスで利益を稼いでる

アマゾンの利益の根源はAWS(アマゾンウェブサービス)というものって知ってました?

Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス、AWS)とは、Amazon.comにより提供されているクラウドコンピューティングサービス(ウェブサービス)である。クラウドのタイプとしてはIaaSに分類される。これらのサービスは全世界で18の地域に提供されている(2018年現在)。AWSの有名なサービスにAmazon Elastic Compute Cloud (EC2) とAmazon Simple Storage Service (S3) がある。各組織が独自に保有し、仕様変更には長時間の物理的な作業を必要とするサーバファームと比較して、AWSは需要に応じた計算能力を、設定変更のみで速やかに提供出来ることが強みである。クラウドの分野でのAWSの世界的シェアは33%前後で世界1位である[1]。世界的シェア13%前後で世界2位のMicrosoft Azureを大きく引き離している。

(引用;Wikipedia

簡単にいうと企業にクラウドサーバーを貸して使用料としてお金を稼ぐ方法なのですが…

利点は年間契約するとキャッシュが先に入るのでキャッシュフロー経営にはもってこいの方法なんです!

 

ということは、、

本業が続けられるようにキャッシュフロー経営を提唱して、それに有利なビジネスで本業以外に稼ぎを得るということですね。

 

なんとも理にかなった方法なのでしょうか。

 

【世界最先端の戦略が分かるamazon】を書いた成毛眞さんとは?

成毛さんの経歴は、転職を何回かされて起業されているところが

結構日本的じゃないところが個人的には面白いです。

 

1979年中央大学商学部卒業。自動車部品メーカー、アスキーなどを経て1986年にマイクロソフト株式会社(日本法人、以下MSKK)入社。1991年よりMSKK代表取締役社長。2000年に退社後、同年5月に投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。事業内容は、上場企業にコンサルティングを行い、業績が上がることで株価上昇のキャピタルゲインを得る成果報酬型コンサルティング事業。成毛曰く「自己責任型のコンサルティング会社である」。

(引用;Wikipedia

 

マイクロソフト株式会社日本法人の元社長!?

 

作者がライバルの元社長とは、、、

どうりで色々詳細に書かれているし、目線が現場的なんですね。

 

マイクロソフト日本法人の元社長がamazonを語る

これは売れない訳ないですね。。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

amazonの凄さが存分に分かる内容となってます。

 

本の中に

amazonは経営の教科書だ。

という一文がありました。

 

個人的にアマゾンの凄いところは「徹底的なお客様主義」にあると思います。

 

商売の基本は安く仕入れて高く売る。と昔から言われてきました。

これって正直お客様には不利益なことですよね。

 

この常識から変えたことにアマゾンの凄さがあるんだと思います。

 

そして愚直にお客様を考えて良い商品を売るために死力を尽くす。

追求しすぎて赤字になっても、その過程で生まれたノウハウを商品として売ってお客様に還元する。

 

社長のジェフベゾスは、正直商売のことは考えてないんじゃないでしょうか?

 

お客様にとって最高の世界を目指していたら世界を飲み込むほど勝手に会社がでかくなっちゃった。

こんな感覚なんじゃないかと想像します。

 

さて、アマゾンが世界一の会社になったらジェフベゾスはどうするのでしょうか?

 

 

P.S【世界最先端の戦略が分かるamazon】はこんな曲を聴きながら読みたい

 

youtu.be

 

Watching it come true,
実現するのを見たら
it's taking over you
君は虜になるだろう
Oh, this is the greatest show
あぁ、これは素晴らしきショーだ