湘南に移住しました

~好きな土地で好きな仕事をするために~

面白法人カヤック代表、柳澤大輔『鎌倉資本主義』を読んで、地域で働く意義を考えた。

f:id:chibita22002:20181223085412j:image

こんにちは。

 

湘南で自由な暮らしをしたいリョーです。

 

最近はこのまま湘南で暮らしたり、新しく仕事したりできたらいいなーと漠然と 考えてます。

 

そんな時に先日書店で【鎌倉資本主義】という本に出会いました。

この本は以前、鎌倉に会社のあるIT企業のコミュニティであるカマコンで紹介した『面白法人カヤック』の代表、柳澤大輔さんが書かれている本です。

 

www.shonan-ijyu.com

 

この本を読んで『地域で働くってどんな意義があるのか?』といった地域で働くことがいかに素晴らしいかを改めて知りました。

 

そして、やっぱり地域コミュニティで働くって面白そう!と改めて思いました。

 

 地域資本主義が会社も地域も活性化する

この本の主題である「地域資本主義」、

柳澤さんの考え方としては「GDP」に 変わる会社の評価基準が必要!

ということです。

 

お金の追求だけじゃなく環境に配慮しているとか、地域社会に貢献しているとか、ガバナンスがきちんとしているとか、もっと身近なことが評価基準になるべきだ。ということですね。

 

確かにお金儲けだけの会社ってどうもしっくりこないというか、自己中なイメージがあるのって身近に恩返しが出来ていないと思うからなんですよね。

 

柳澤大輔さんってどんな人?

鎌倉に本社を置くWEBの制作会社『面白法人カヤック』のCEOですね。

カヤックは3人の創業者がいて(貝畑政徳、柳澤大輔、久場智喜)その一角となる方です。

 

皆さん慶応大学出身の方で、在学中から3人で会社を興す構想はあったようです。

卒業にあたってそれぞれ別の道を歩もうということで、

  • 貝畑政徳さん⇒大学院に進む
  • 柳澤大輔さん⇒サラリーマンになる
  • 久場智喜⇒アメリカを放浪

と別々の道に進みます。そして貝畑さんの卒業までそれぞれの道を究めて、『面白法人カヤック』設立の流れとなります。

「サイコロで給与を決める」という面白い人事制度で結構話題を集めてる会社なので別々の道もじゃんけんとかで決めてたりしてww

 

自分も誰かと将来に向けて本気で決めごとして進みたいですね。

 

柳澤大輔さんの考える『鎌倉資本主義』って?

面白法人っていうぐらいですから柳澤さんの考える社会は面白い社会。

具体的にどんな社会かというと

多様性が認められる社会

すなわち一人ひとりが輝く社会

一社一社が特徴的である企業社会

地域ごとに特徴がある社会 

 と仰っています。

 

みんな一緒がみんな良いと昔言ってた気がしましすが、その逆で「個性を生かす社会」という考え方。

最近「ダイバーシティ、多様性」という言葉が働き方改革で出てきていますが、そうした新しい社会の枠組みとも合致する考え方ですね。

 

柳澤さんはこの多様性の社会を実現するために、それぞれの会社が東京だけじゃなく各々の地域社会とつながって、地域+会社の成長が必要であると言っています。

・ 地域経済資本ー財源や生産性

・地域社会資本ー人のつながり

・地域環境資本ー自然や文化

この3つの資本をバランスよく増やしていくことが人の幸せにつながる。 

 

うん、確かに各地域が企業と共に成長できれば日本社会はもっと活性化するし、面白い会社とか面白いことが場所に縛られず出来そう!

 

鎌倉資本主義、感想・まとめ

ざっくり内容を紹介しましたが、本書では柳澤さんが実際にどんな方法で地域資本主義をを推し進めているかが書かれています。

 

例えば、

・地域の人も使える社食

・地域の人も使える会社の託児所

などなど、、

実際にその企業だけでなく、まちの人と一緒に地域を活性化できる仕組みを実施しています。

 

働き方改革で「自由な場所で働きましょう」とか「自由な時間で働きましょう」とか「個人の自由」が言われることが多いですが、それを持続可能な仕組みにするヒントが『鎌倉資本主義』には詰まっているのかなと思います。

 

自分はたまたま面白法人カヤックの会社の近くで身近に感じられるので、この本を手に取りました。

実際に、今は湘南の良い空気感にハマってしまって、地域でゆったり働きたいなーと思っているのでとても共感できる内容でした。

 

ただゆっくり仕事するだけじゃなくて、それが身近な地域のためになり、地域が活性化することにより社会が豊かになる。最高のエコシステムじゃないでしょうか?

 

p.s『鎌倉資本主義』はこの曲聞きながら読みたい

大人の言うことを聞け 決して言うとおりにしろじゃない